都道府県別の企業リストを無料で入手する方法
都道府県別の企業リストは、無料で入手できます。全国法人検索では、国税庁の法人番号データを基盤とした全国500万社が都道府県・市区町村ごとの一覧に整理されており、「東京都の企業だけ」「大阪府の◯◯市だけ」といったエリア別リストを費用をかけずに作成できます。商圏が決まっている営業にとって、エリアでの絞り込みはリスト設計の最初の一歩です。本記事では、都道府県で絞る手順と母集団の考え方を解説します。
新人営業「都道府県別リスト」と言われても、実際にどこから手を付けて絞り込めばいいのか、具体的な手順が思い浮かびません。
アドバイザー難しく考えなくて大丈夫です。都道府県の一覧ページを起点に、4つのステップで絞り込めますよ。
都道府県で絞る手順
- 都道府県の一覧ページを起点にする: 全国法人検索では都道府県ごとの企業一覧が用意されています。首都圏なら東京都の企業一覧、関西圏なら大阪府の企業一覧が起点です。
- 市区町村まで絞る: 訪問型の営業なら、移動可能な範囲の市区町村まで絞り込みます。電話・オンライン完結なら都道府県単位の広めの設定で問題ありません。
- 業種・連絡手段を重ねる: ターゲット業種と、テレアポなら「電話番号あり」などの条件を追加します。
- リスト化する: 絞り込んだ企業をスプレッドシートに転記し、ステータス列を付けて運用します。
新人営業絞り込んだはいいものの、その地域に何社くらいあるのが普通なのか分からず、多すぎるのか少なすぎるのか判断できません。
アドバイザー都道府県ごとに企業数はかなり偏りがあるんです。母集団規模の確認方法を一緒に見ていきましょう。
母集団規模の確認方法
都道府県ごとの企業数には大きな偏りがあります。法人は大都市圏、特に東京都に集中する傾向が強く、たとえば東京商工リサーチの調査では、2025年の新設法人の増加分の約6割を東京都が占めています(出典: 東京商工リサーチ「2025年の新設法人」)。
実際の母集団規模は、全国法人検索の各都道府県・市区町村の一覧ページに表示される件数で確認できます。全国500万社(全国法人検索の集計、国税庁法人番号データ基盤)を起点に、次の流れで件数を見ながら調整してください。
| 絞り込み段階 | 確認すること |
|---|---|
| 全国 → 都道府県 | 商圏の企業数が営業計画に見合うか |
| 都道府県 → 市区町村 | 訪問・架電の効率に見合う密度か |
| エリア → 業種・連絡手段 | 最終的な件数が消化可能な規模か |
「絞った結果、何社残るか」を各段階で確認することで、絞りすぎ・広げすぎを防げます。目安は月間アプローチ可能件数の3〜6か月分です。
新人営業エリアだけで絞ったリストだと業種がバラバラで、結局トークをどう組み立てればいいのか分からない状態なんです。
アドバイザーそこで業種を掛け合わせるのがポイントです。「地域×業界」で具体化する考え方を説明しますね。
エリア×業種の掛け合わせ
都道府県だけで絞ったリストは、まだ「地域の全業種」が混在した状態です。実際の営業では業種を重ねて、トークを「地域×業界」に具体化するのが効果的です。たとえば「大阪府×建設業」「東京都×IT業」のように掛け合わせると、地域の商習慣と業界課題の両方を前提にした提案ができます。掛け合わせの詳しい手順はエリア×業種で絞り込む方法で解説しています。
また、地方エリアは母集団こそ小さいものの、競合の営業も少ない傾向があるため、地域密着型の商材では「都市部より地方の方が反応が良い」ケースもあります。エリア選びは母集団の大きさだけでなく、競合密度と商材の相性で判断してください。
新人営業ここまでの方法で作ったリストなんですが、企業の情報を集めてリスト化すること自体、法律的に問題ないのか少し不安になってきました。
アドバイザーそこは気になりますよね。法人の公開情報がどう扱われるか、基本的な考え方を一緒に確認しておきましょう。
法令面の基本
都道府県別リストに含まれる会社名・所在地などの法人の公開情報は、個人情報保護法が保護する「個人に関する情報」に当たらず、リスト化は一般に同法の規制対象外です(参考: 個人情報保護委員会 ガイドラインQ&A)。基盤となる法人番号の基本3情報(商号・所在地・法人番号)も、国税庁が公表する誰でも自由に利用できるデータです(出典: 国税庁法人番号公表サイト)。
出典: 国税庁法人番号公表サイト/個人情報保護委員会 ガイドラインQ&A/東京商工リサーチ「2025年の新設法人」調査/全国法人検索の集計(国税庁法人番号データ基盤) 更新日: 2026-06-04
よくある質問
都道府県別の企業リストは無料で入手できますか?
はい。全国法人検索では全国500万社が都道府県・市区町村ごとの一覧に整理されており、無料で閲覧・絞り込みができます。業種や連絡手段の条件も重ねられます。
自分の商圏の企業数はどうやって調べられますか?
全国法人検索の都道府県・市区町村の一覧ページに表示される件数で確認できます。都道府県→市区町村→業種の順に絞りながら、各段階の件数を見て営業計画に見合う規模か判断してください。
企業が少ない地方エリアでも営業リストは成立しますか?
成立します。地方は母集団が小さい一方で競合の営業も少ない傾向があり、地域密着型の商材ではむしろ反応が良いケースもあります。母集団の大きさと競合密度をセットで判断するのがポイントです。
都道府県と市区町村のどちらの単位でリストを作るべきですか?
訪問型の営業なら移動効率が決まる市区町村単位、電話・オンライン完結なら都道府県単位が目安です。まず広めに取り、件数を見ながら絞り込むと調整しやすくなります。
最終更新: 2026-06-04 / ListGoo 編集部
