無料で出せるCSVの範囲と残る工程
全国法人検索の営業リスト検索には、検索した企業をCSVに書き出す機能があります。無料で使える範囲は「1回100件・1日100社・累計300社・検索結果は3ページまで・パソコンから」で、ファイルは16列あります。法人番号・会社名・都道府県・市区町村・住所・業種・法人番号指定日に加え、掲載があれば電話・FAX・メール・問い合わせフォームURL・ホームページURL・資本金・従業員数・設立年・代表者名が入ります。一方で、書き出した企業が検索結果から外れる扱い、窓口の宛名の付与、自社CRMの項目名への読み替えといった工程が残ります。この記事では、無料で出せる範囲と残る工程、300社を超える規模が必要なときの進め方を解説します。
新人営業CSVで落とせるなら、条件を決めて一気に全部書き出してしまえばいいですよね。
アドバイザー一度に出せる件数には上限があります。まず無料で書き出せる範囲を押さえておきましょう。
無料で書き出せる範囲
CSVの書き出しは、Googleアカウントでログインしたうえで利用します。無料で使える範囲は次のとおりです。
| 区分 | 無料で使える範囲 |
|---|---|
| 1回のダウンロード | 100件 |
| 1日あたり | 100社 |
| 累計 | 300社(登録時に一度だけ付与・未使用分は繰り越し) |
| 検索結果の表示 | 3ページまで |
| 利用環境 | パソコンのみ(スマートフォンでは書き出せない) |
注意したいのは、累計300社が「一度だけ付与される枠」である点です。毎月補充されないため、条件を詰めないまま試し書き出しを重ねると、本番のリストを作る前に枠を使い切ります。先に企業ページ側で検索して条件を固め、件数の見当をつけてから書き出します。検索・閲覧そのものには上限がなく、全国の企業一覧から47都道府県・1,896市区町村、業種は大分類31種とその中分類の粒度で絞り込めます。無料で入手できる企業データ全体の整理は企業リスト無料ダウンロードの実態をご覧ください。
新人営業書き出したCSVは、そのまま営業リストとして使える状態で出てくるんでしょうか。
アドバイザー16列あるので連絡先も代表者名も入ります。ただし窓口の部署名・担当者名は入らないので、何が空くのか見ておきましょう。
CSVに入るものと、入らないもの
| 営業リストの列 | CSVの状態 | 補い方 |
|---|---|---|
| 法人番号・会社名・都道府県・市区町村・住所・業種・法人番号指定日 | 全社そのまま入る | 追加作業は不要 |
| 電話・FAX・メール・問い合わせフォームURL・ホームページURL | 掲載がある企業は入る | 空欄は企業サイトや公開情報で補う |
| 資本金・従業員数・設立年・代表者名 | 掲載がある企業は入る | 空欄のまま置き、優先度づけの根拠にはしない |
| 部署名・担当者名 | 入らない(代表者名は入る) | 企業サイトの組織情報や受付への確認で補う |
| 売上・ステータス・最終接触日・メモ | 入らない | 取り込んだあとに列を足す |
画面上は電話とFAXが末尾、メールは@以降、URLは先頭10文字までが伏せられますが、CSVには全桁が入ります。掲載状況は企業ごとに異なり、505万社すべてに電話番号や企業サイトがあるわけではありません。書き出す前の検索で連絡手段の有無を条件に入れると、空欄の少ないファイルになります。列の設計そのものは営業リストの作り方で解説しています。
新人営業足りない列を足すだけなら、すぐ営業に使えそうな気がします。
アドバイザーもう少しあります。取り込みの前に必ず通る工程が4つあるので、順に確認しましょう。
書き出したあとに残る4つの工程
- 書き出した企業は検索結果から外れる: 一度CSVに落とした企業は、以後の検索結果と件数から除外されます。表示に戻すスイッチはありません。同じ企業を取り直すときは「DL履歴」から「再ダウンロード」を使い、このとき残りのダウンロード件数は減りません。手元の別の名簿や他サービスのデータと混ぜる場合は、一意な法人番号の列をキーに重複を判定します。商号での名寄せは表記ゆれに弱く、取りこぼしが出ます。
- 宛名の付与: 代表者名までは入りますが、窓口の部署名・担当者名は入りません。優先度の高い企業から順に、企業サイトの組織情報や問い合わせ窓口で埋めます。全件そろうまで待つと前に進まないので、上位から並行して進めます。
- 項目名の読み替え: 自社のCRMやSFAの項目名は、CSVのヘッダーと一致しません。先に対応表を作って毎回同じ変換を使えば、取り込みのたびの手作業がなくなります。
- 取り込み時の型の扱い: ファイルはExcelでそのまま開ける形式ですが、CRMやスプレッドシートに取り込むと、電話番号の先頭のゼロが落ちたり、長い数字が指数表記になったりします。該当する列は文字列として取り込みます。
書き出したファイルを社外に共有・再配布する扱いは各サービスの利用規約で定めがあるため、事前の確認が必要です。個別の判断は弁護士など専門家にご相談ください。
新人営業うちの商圏だと300社では足りないかもしれません。そういうときはどうすればいいんでしょう。
アドバイザー一度に広く取るのをやめて、分けて取るのが現実的です。進め方を整理しましょう。
300社を超える規模が必要なとき
累計300社で足りない場合、無料の範囲でできるのは「分けて取り、都度確認する」進め方です。
- エリアで分ける: 47都道府県・1,896市区町村の粒度で商圏を区切り、市区町村単位で書き出します。1回100件に収まりやすく、エリアごとの反応も比べられます。
- 業種で分ける: 大分類31種のうち既存顧客と業種が近い大分類を選び、その中分類から着手します。大分類のままだと対象が広がりすぎ、3ページまでの表示に収まりません。
- 都度、結果を確認する: 書き出した企業にアプローチし、不通や対象外の比率を見てから次の条件を決めます。先に全部書き出すより精度が上がります。
- 枠を使わない範囲を併用する: 検索・閲覧には上限がないため、対象の見極めは閲覧で行い、書き出しは対象が確定した企業にだけ使います。
リストは一度に大量に作るより、小さく作って回し、結果を次の条件に反映するほうが成果につながります。
出典: 国税庁法人番号公表サイト/全国法人検索の集計(国税庁法人番号データ基盤) 更新日: 2026-11-05
よくある質問
CSVの書き出しは無料でできますか?
はい。Googleアカウントでログインすると、1回100件・1日100社・累計300社の範囲で検索結果をCSVに書き出せます。累計300社は登録時に一度だけ付与され、未使用分は繰り越されます。書き出しの画面はパソコン専用です。
CSVにはどんな項目が入りますか?
16列入ります。法人番号・会社名・都道府県・市区町村・住所・業種・法人番号指定日は全社に入り、電話・FAX・メール・問い合わせフォームURL・ホームページURL・資本金・従業員数・設立年・代表者名は掲載がある企業に入ります。画面で伏せられている連絡先もCSVには全桁入ります。窓口の部署名・担当者名や、ステータス・最終接触日といった運用の列は入らないため、取り込んだあとに足します。
書き出したCSVをExcelで開くと文字化けしますか?
Excelでそのまま開ける形式で書き出されます。ただしCRMやスプレッドシートに取り込むときは、電話番号の先頭のゼロが落ちたり、長い数字が指数表記になることがあります。該当する列は文字列として取り込みます。
累計300社より多く必要なときはどうすればよいですか?
エリアと業種で条件を分け、必要な範囲から順に書き出す進め方が現実的です。検索・閲覧には上限がないため、見極めは閲覧で行い、書き出しは対象が確定した企業にだけ使います。
ダウンロードした企業が検索結果に出てこないのはなぜですか?
一度CSVでダウンロードした企業は、以後の検索結果と件数から除外される仕様です。表示に戻すスイッチはありません。同じ企業を取り直すときは「DL履歴」から「再ダウンロード」を使います。再ダウンロードでは残りのダウンロード件数は減りません。
最終更新: 2026-11-05 / ListGoo 編集部